インテリアデザイナーとは

近頃女性を中心にインテリアに関する資格や仕事に人気が集中しています。
住まいにこだわる人が多くなり、各メディアでも露出が増えたため、人気スポットなどにもインテリアショップや雑貨屋さんが軒を並べるようになりました。

そんなインテリアブームを受けて人々から熱い視線を集めているのがインテリアデザイナーという仕事です。
よくファニチャーデザイナー(家具そのものをデザインする仕事)と混同されがちですが、両者には大きな違いがあります。

ファニチャーデザイナーは文字通りテーブルやイス、ソファーなど家具を実用性とデザイン性を持たせながらデザインする仕事です。
個性も出しやすく、芸術系・造形大学の学生などに志望者が多いようです。

インテリアデザイナーは屋内の環境すべてをデザインする仕事です。
空間全体をデザインする、ということになるので「スペースデザイン」という呼び方もできるでしょう。
インテリアコーディネーターに近いものがありますが、インテリアをコーディネート(調和させながらひとつにまとめること)
ではなくデザイン(実用面などを考慮して造形を意匠すること)する、という点で違いが出てきます。

調和を求めてセレクトしていくのではなく、クライアントの生活様式に合わせた空間を創り出すのがインテリアデザイナーの仕事なのです。